こんにちは!いっちーママです。
今日は、『子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣』という本を読んだので、その読書記録です。
図書館で見つけたのですが、目次を見ると子どもの叱り方・ほめ方について書かれていたので、借りてみました。
「完璧なママじゃないほうが子どもはすくすく育つ!」と表紙に書かれているとおり、この本は、キラキラママになる方法というよりは、心理学に基づいた育児書です。
星評価するなら、★★★☆☆
読み終わった感想としては、半分くらい納得。全部読みはしたけど、一部共感できず。といった感じでした。
ためになった部分、考えさせられた部分もあったので、読書記録として書きます。
『輝くママの習慣』の作者って?
この本の作者、佐藤めぐみさんは、育児に心理学を活用しながらママの育児ライフをサポートしている方です。
あいにく私は存じ上げなかったのですが、トイレトレーニングガイドなどで一時期有名だった方のようです。
公式Webサイトもありました。
心理学を勉強されていた方なので、今回読んだ『輝くママの習慣』でも心理学の用語や効果が書かれていました。
また、パリに住んでいるということもあり、フランスのママがどんなふうに子育てしているかなども、少し具体例として書かれています。
参考になるなと思ったのは叱り方とほめ方について
私が求めていた情報だった、ということもあるのですが、子どもに対する接し方に関しての情報は、とても役立ちました。
特に、叱り方とほめ方については勉強になりました。
- 具体的な方法が書かれていた
- してはいけない理由、したほうがいい理由が明確に書かれていた
叱り方とほめ方それぞれ、7項目ずつ習慣にするといいことが書かれていました。
ここからは一部ネタバレになりますが、私が今後参考にしたいなと思った部分をご紹介します。
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「叱り方」でマネしたい習慣
7項目あるうち、どれも大事だなとは思ったのですが・・・
特に「自分の習慣にしよう」と思えたのは、
- 過去は持ち出さず「今」のことを叱る
- 叱り終えたらすぐに気持ちを切り替える
- 親も悪いと思ったら謝る
この3つは本当に気をつけよう!と思いました。
小さい子どもは、抽象的なことを言ってもわからないので、いかに具体的に伝えるかが大事です。
悪いことをしたその瞬間に、それは悪いことだから、ダメ。次からはこうしなさい、と具体的に伝える必要があるそうです。
そして、叱っているときに、「前もこうだったじゃない!」などと過去のことを蒸し返すのはNG。
親は過去を思い出してイライラ倍増、子どもは「?」といった感じになるだけだそうです。
女性って、やりがちじゃないですか?「前もこうだったじゃない!」という言い方。
私もやってしまいそうなので気をつけます・・・。
また、叱り終えたら終わりの合図を決めるといいそうです。
我が家の場合は、仲直りのぎゅー、にしようかな。
そして、自分が悪いことをしたな、と思ったらちゃんと謝れる親でありたいです。
私の実母が謝ることをしないタイプだったので、すっごくモヤモヤするものがありました。。
私はそうならないように、「さっきはごめんね」と謝れる親でありたいです。
ちなみに、謝るという行為は責任感と勇気がある証拠なので、子供たちからすれば、親への尊敬などにも繋がるそうです。
「ほめ方」でマネしたい習慣
7項目のうち、私が特に気になったのは、
- ほめるときは話を広げてほめる
- ほめるタイミングを逃さない
この2点でした。
叱るときはピンポイントにその悪いことに絞るべきでしたが、ほめるときはどんどん話を広げてあげるといいそうです。
例えば、靴下を自分で履けたときは、「うまく靴下はけたね!この間はパジャマも着れたよね、器用になったね!」といった感じでしょうか。
また、ほめるタイミングはすかさずほめるのがいいそうです。
心理学的には「オペラント条件づけ」と呼ばれるものだそうで、
行動する→直後に良いことが起きる→その行動を次に取る確率が高くなる
という良い流れが生まれるそうです。
ほめられるために行動する子になっては困りますが、幼いうちは良いこと、悪いことの区別をしっかり付けるためにも行いたい習慣です。
自立した子に育つにはどうしたらいいか?
この『輝くママの習慣』には、子どもとの接し方についても色々と書かれていました。
特に、子どもに自立を促すにはどうしたらいいか、ということがしっかりと書かれていました。
そんな中、「アタッチメント」という言葉がたくさん出てきました。
調べたところ、アタッチメントは「愛着」とも訳され、
なにか不安な気持ちになったときにくっついて安全だという感覚を回復・維持しようとする心理行動的傾向のこと
だそうです。
本には、ママ・パパにくっついたら安心!という気持ちを持たせてあげること、強い絆をお互いに作ることが大切ですよ、と繰り返し書かれています。
3歳頃までに、心の中に「ママの像」が根付くそうで、いつでも見守っていてくれるという安心感があるかどうかが、自立心にも大きく関わるみたいです。
本には、その「ママの像」を作っていくための年齢別の関わり方なども少し書かれていました。
0歳から1歳との関わり方
スキンシップで安心感を与えてあげることが大事だそうです。
0歳の頃はたしかに抱っこをしている時間も長いですし、くっついている安心感ってありますよね。
1歳になると歩くようになって、少し離れたところで一人遊びするようになります。
そうなるとスキンシップも少なくなりがちです。
ただ、この頃の赤ちゃんは、時々ママを探してキョロキョロしますよね。
これは、不安になった気持ちを、ママを見ることで安心感に変えている動作。
なので、目があったら笑いかけてあげるのがいいそうです。
見ているよ、というメッセージが伝わるんですね。
2歳との関わり方
2歳は魔のイヤイヤ期。この頃は、程よい親の手の出し加減が大事だそうです。
程よい、というのが難しいですが・・・。
「自分でやりたい!」という子どもの自我を見守りつつ、甘えたがったら思いっきり甘えさせてあげるのがいいそうです。
手を出しすぎると、信頼していないのか、と思われる。
手を出さなすぎると、見てくれていない、と思われる。
いずれにせよ、見守る力が必要そうですね。
さいごに
『輝くママの習慣』には、子どもとの関わり方だけでなく、
- ママの時間の上手な使い方
- 困ったときの切り抜け方
- ポジティブな考えでいるには
なども書かれていました。
私のように、叱り方やほめ方の勉強として読むのもありですし、子育てに疲れてポジティブになれてないな、と思ったときに読むと効果的な本かもしれません。
ただし。
中には、キレイごとばかり並べてはいませんか、と思ったこともありましたし、パパや祖父母に頼ればいい、というような記述もあったので、ちょっと違うなぁ、と思う部分も。
なので、☆3つ評価にしてしまったのですが(笑)